辛子は練って作れば美味い! 福井の『地辛子』
辛子は練って作れば美味い! 福井の『地辛子』
辛子はチューブに入ったモノを冷蔵庫常備している方も多いはず。ですが、時間があるのならば自分で粉辛子を練った方が美味しいです。粉の量を調節して自分好みの辛さにできたり、味噌や出汁を加えればちょっとしたアクセントにも使えます。
帰省したついでに福井で買って帰ったのは「地辛子」です。
たまたま、地元のスーパーで調味料コーナーを見ていたら発見しました。普通の粉辛子は、カラシナの種を粉末状にしたもの。この地辛子は福井県産のカラシナの種を丸ごと挽いてあり、茶色の粒と黄色の粒二つがあるのが特徴。通常の辛子よりもピリッとする感じが強くてくせになります。
使いたい量をお椀や小鉢にとって、お湯でよく練ります。このとき、なるべく熱いお湯で力強く練ると辛さが引き立つとか。普通の粉辛子ならばお水やぬるま湯で大丈夫です。
素早くゴリゴリと練ったらラップをして逆さまにして寝かします。辛子の成分は揮発性が高いので逆さまにしておかないと辛みが抜けてしまうのだとか。寝かせる時間は30分~1時間程度です。
十分に寝かせたら、料理に使用可能。福井の郷土料理には「地辛子とお麩の辛子和え」があるとか。こちらは地辛子での「お麩とわかめの辛子和え」。車麩を使いました。
キュウリやわかめなんかとあえても美味しいです。ちょっと手間ですが、その一手間をやると美味しいお酒が飲めます。春シーズンは菜の花で辛子和えもいいですね。