「かぶのクリーミーマリネ」を真似して作ってみた
「かぶのクリーミーマリネ」を真似して作ってみた
さとるが個人的に信頼している作家さんに小泉武夫先生がいます。東京農業大学の名誉教授にして、発酵学の権威。ご自身でも食べることが大好きで、その食コラムにはファンも多数です。
そんな小泉先生の東京農大のゼミには、各地から酒造や味噌蔵、醤油蔵などのご子息がたくさん発酵学・醸造学を学びに来ていたとか。きっと、「この酵母を使うと味はこうなる!」なんてのを手取り足取り、教えて下さってたんでしょうね。想像するだけで垂涎モノです。
小泉先生が美味いと紹介するものは、もちろん美味いわけですが、「小泉先生の元で学んだ人が作ったモノ」も、美味いというわけです。
鉄則
- 小泉先生の紹介するモノは間違いなく美味い
- 小泉ゼミ門下生の作るモノも美味い
前置きはさておき。そんな東京農大OBがやっている居酒屋が東中野の『しもみや』です。『しもみや』の公式ページと食べログはコチラ。
日本酒の揃えと料理の美味さは抜群です。
そのなかで食べた料理ですこぶる美味しかったのが「赤大根のマリネ」でした。ゆかさん曰く「これはスゴい……」とのこと。
濃厚な豆乳のクリーミーさと旨み、薄切り大根のシャキシャキ感に加えて、程よいお醤油の塩気。これが非常に日本酒に合うんです。あまりに美味しかったので帰って真似してみました。
白っぽい根菜ならイケるだろうと、判断して今回はかぶでやりました。題して、「かぶのクリーミーマリネ」です。
かぶ1玉に対しての材料
- 豆乳50cc程度
- 生クリーム10cc程度
- お豆腐1/4丁
- マヨネーズ 大さじ1
- 塩少々
仕上げ用材料
- お醤油 一回し
- オリーブオイル 一回し
- 万能ネギ ひとつまみ
クリーミーさは生クリームと豆乳で。ポイントになるのはマヨネーズです。食べたときには言われてみないと、気が付かないのですが、マリネって酢漬けですからね。
マヨネーズでほのかな酸味を付け加えることで、クリーミーさが引き立つ形になるんです。薄切りにしたカブと材料を合わせて数時間~半日程度漬け込みましょう。
食べるときはお皿に盛って、お醤油とオリーブオイルをそれぞれひとまわし。薬味で万能ネギを散らしても美味しいです。
シャキシャキの食感と、濃厚なクリーミーさでお酒が進むこと間違いなし。
「わが家の常備菜が一つ増えましたな」と絶賛の逸品となりました。大根やかぶが美味しいシーズンは暫く漬け込もうと思います。